いくら子どものための事業を始めたいと言っても
資金なしには何もできません。
放課後等デイサービス・児童発達支援開業に必要な資金は一体いくらになるのでしょうか。
開業時に最低限必要な資金は
¥15,000,000
です。最低限ですよ。
①テナントを借りるための資金
賃貸を借りたことがある方であればお分かりのように
不動産を借りるためには
敷金家賃1か月分以上
礼金家賃1か月分
前払い家賃2か月分
で、一度に50万円以上の資金が必要です。
テナントによっては保証金という形でまとまった額を
預けなくてはならないところもあります。
送迎車両の駐車場も2台分必要です。
これらにも敷金と礼金が必要です。
②職員を募集するための費用
あなたがもし、現在放課後等デイサービス・児童発達支援に
勤めていれば、業界の人脈を使って
無料で職員を集めることもできますが、
そうでない場合は
ハローワークを利用したり
職員を募集するための広告を出さなくてはなりません。
ハローワークは無料で利用できますが、
資格要件を満たした職員を採用することはとても困難です。
広告会社を利用する場合は
某有名広告サイトは掲載するだけで¥25万円かかりますし
某福祉系広告サイトは有資格者を1名採用すると¥15~30万円もかかります。
3名採用するだけで¥70万円弱かかります。
②送迎車両の購入
立地によっては送迎をしなくてもよいかも知れませんが
駅前の空テナントを探すのは困難なうえ、
テナント料も高額になりますし、
そもそも大抵の小学校は駅前にはありません。
送迎車両は利用者が5名以下であれば1台で回せますが、
5名以上になると2台必要になります。
8人乗りの10年落ちミニバンの中古車を購入するのにも
安くて1台50万円はします。
近所にレンタカーサービスなどがあれば
2台のうち1台はレンタルしてもいいとは思いますが、
レンタカーはいつでも在庫があるわけではありませんので
社用車が2台あるといざというときに困りません。
空駐車場を探すのが難しい立地もありますので
テナント選びには注意しましょう。
③運転資金は6か月分の経費
毎月かかる固定費を低く見積もってみます。
テナント料 ¥150,000~250,000 40㎡以上の物件
駐車場代 ¥30,000~ 2台分
光熱費 ¥25,000~ 電気・水道・ガス
人件費 ¥1,240,000~ 社会保険料込み4名分
請求ソフト等 ¥20,000~
消耗品費・雑費 ¥30,000~
ガソリン代 ¥15,000 2台分
合計 ¥1,510,000
フランチャイズに加盟すると
これらに更に毎月のフランチャイズ料
¥140,000~ フランチャイズにより変動あり(表示は最低額)
合計 ¥1,650,000
オープンした月の月末から
これらの支払が始まります。
フランチャイズに加盟する場合は企業によって違いはありますが
加盟料として¥200万円から¥350万円程かかります。
つまり、開業時に¥1,500万円ほどの
資金をもっていなくてはなりません。
ちなみに、認可申請の提出書類には
銀行残高証明書または通帳の残高のコピーが必要です。
④融資を受ける
自己資金がない方は
金融機関からの融資を受けることになると思います。
当然、信用調査もされます。
最低限、働いていて安定的な収入があることが必須です。
担保となる預金や不動産などを所持していればスムーズです。
国が行う創業資金の補助などを申請することもできますが
複雑な書類提出や審査などで時間がかかりますので、
計画通りの開業はできないかも知れません。
こうした補助金などは事業がスタートしてからの申請も可能です。
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